High-end brand bag making technique taught by top sample craftsmen
一流サンプル職人が教える 最高級ブランドバッグの仕立て技術
一流サンプル職人が教える 最高級ブランドバッグの仕立て技術
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■発行 Publication:2022/3/10 ■280pages 257 × 182mm ■ISBN:978-488393-899-5 ■Price:¥3,500 +Tax
内容
内 容 ●はじめに ●作品A 2WAYショルダートートバッグ ●作品B ブガッティ型ファスナーバッグ ●この本の基礎知識とテクニック ・漉きの使い分け ・接着剤 ・ヘリ返しの基本 ・素材① 革/素材② 裏地 ・素材③ 芯材/素材④ ミシン糸 ・ミシンの種類/ミシン針の種類 ・ミシンの押さえ/糸の始末 ・補強の概念/コバ仕上げの方法 ●高級ブランドバッグの仕立て技術 ●作品A 2WAYショルダートートバッグ ・構造と製作手順 ・パーツ一覧 ・型紙一覧 ・製作工程 ・オプションパーツ 天マチファスナー/マグネットフラップ/芯なし玉ぶち ●作品B ブガッティ型ファスナーバッグ ・構造と製作手順 ・パーツ一覧 ・型紙一覧 ・製作工程 ●型紙 ●監修者紹介 池田耕平氏 ーAtelier K.I.ー 一流プロによる最高級バッグの仕立て工程 その一部始終を精細に記した比類なき技術書 《王道のレディースバッグ2型の作り方を掲載》 作品A:2WAYショルダートートバッグ 作品B:ブガッティ型ファスナーバッグ 掲載するデザインは、女性用バッグの中でも王道とされる2型。 各部の造りもスタンダードなので、あらゆるシーンに応用できる、非常に幅広いノウハウを網羅しています。 型紙は、全パーツを実寸で掲載しています。 《最高のバッグを作るための、有り余る知識と技術》 バッグのことを知り尽くした一流のプロだからこそ分かる、細やかな知識と技術を、本のすみずみまで豊富に詰め込みました。 工程の一つひとつにまで気を配った緻密な設計、型紙の工夫、効率的な手順、精巧な漉きや芯材による素材のコントロール、デザインと機能性のバランス、美しい立体と曲線の出し方、めりはりをつけた補強による耐久性の向上。 実際にバッグを仕立てる工程をつぶさに追いながら、その膨大な情報を余すことなく解説します。 特定のバッグを完成させるまでのハウツー本としてだけではなく、趣味として、さらに仕事としてバッグ作りを行なう方々に、あらゆるシーンで役立つ心強い指南書として読んでいただける内容になっています。
《一流サンプル職人の考え方を垣間見る》
本書を監修した池田耕平氏は、東京・蔵前に独自の工房を構え、第一線で活躍するサンプル職人。 独自のブランド“PRO-MENER(プロムネ)”のプロデュース、さらに本職の職人も通う教室“アトリエK.I.”を運営しています。 一流のサンプル職人が、品質と作りやすさのバランスを考えてバッグをデザインするときに、どのような考え方をするのか。 なぜそのひと手間が必要なのか、なぜその素材を使うのか。 徹底した細部の作り込みを描き出すことで、その思考や製作手順の組み立て方も浮き彫りにします。 ※サンプル職人とは…? 革製品を生産する過程で、量産型のテンプレートとなる第一号サンプルを作る職人。
材料選びから型紙作り、裁断、仕立てまでの作業をすべて1人でこなすため、非常に幅広い知識と技術が必要となる。
《本書「はじめに」より》 バッグを中心とした革製品はすべて、プロによって、最高の技術をもって作られている、と思われがちだが、実は違う。プロがゆえにコストや時間、生産効率の向上、さらには作る職人の専門性の偏りなど、さまざまな制約から、簡易的な仕様を選んでいる。 『最高のバッグ』を生み出すひとつの道は、そういった商売上の制約を超越して、品質を重視した製品をリリースできる、いわゆる高級ブランドの販売戦略だ。ブランドでは、製造の過程がそれぞれの専門家となる職人に分業されるため、製品としては最高峰と言えるレベルを維持できる。しかしそれでも、製品である以上はコストや生産効率などの制約が存在する。 それでは、高級ブランドレベルの知識と技術を持ったサンプル職人・池田氏が、そういった制約を取り払い、デザイン、フォルム、耐久性、全体の雰囲気から細部の作り込みまで気を配り、クオリティ重視のバッグを作ると、どうなるか。本誌は、その結果として完成した2種のバッグの作り方を解説する。 設計にあたり、革の仕立てで一般的な設備のみを使い、再現不可能な技術は使わず、材料や構造に工夫を積み重ねることのみで品質を上げるよう心がけている。一部、入手しにくいプロ仕様の道具や材料はあるものの、一つひとつの情報と工程を丁寧に追えば、一般の環境でも再現ができるように構成している。 |